櫻山神社の御由緒
櫻山神社は元弘元年(1331年)に挙兵した武将・櫻山慈俊公(さくらやまこれとしこう)とその妻子、一族、家臣、共闘氏族23柱を祀る神社です。
桜山慈俊公は備後地方の豪族で、南北朝時代に後醍醐天皇(ごだいごてんのう)の南朝側に付き、同じく備後の氏族・遠部山城守(おべやましろのかみ)や河州(河内)の豪族・楠木正成公(くすのきまさしげこう)らと共闘します。最初は優勢でしたが、北条軍の侵攻により敗れ、自害しました。
当初は吉備津神社境内に小祠として祀られていましたが、明治13年(1880年)に櫻山城跡に創建され、大正2年(1913年)に現在地に移築されました。「桜山慈俊挙兵伝説地」として、昭和9年(1934年)に国の史跡に指定されています。
櫻山神社の御祭神
- 櫻山慈俊公
元弘の乱で挙兵した武将。 - 櫻山慈俊公の妻子および一族、家臣23名
慈俊公とともに自害した忠臣たち。
櫻山神社の御利益
櫻山神社は、武運長久、家内安全、忠誠心の象徴として信仰されています。特に、歴史的背景から家族の絆や忠誠心を大切にする人々にとって、心の拠り所となる場所です。
櫻山神社の詳しい所在地
- 住所: 〒729-3104 広島県福山市新市町宮内400(備後一宮吉備津神社境内)
- アクセス:
- JR福塩線「新市駅」から徒歩約15分
- 山陽自動車道「福山東IC」から車で約30分
- 駐車場: 吉備津神社境内に無料駐車場あり
サクナダリの感想
櫻山神社は、歴史の深さと静寂が調和した場所です。境内に足を踏み入れると、過去の出来事がまるで昨日のことのように感じられ、時空を超えた繋がりを意識させられます。
櫻山慈俊公とその家族、家臣たちの忠誠心と勇気に触れることで、自身の生き方を見つめ直す機会を与えてくれるでしょう。
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