宇麻志神社の御由緒
宇麻志神社(うましじんじゃ)は、兵庫県相生市矢野町小河に鎮座する古社です。
創建時期は不詳ですが、平安時代には既に存在していたと伝えられています。当初は「馬子大明神」と称し、蘇我馬子を祭神として祀っていました。
時は流れ、奈良時代から続いた神仏習合は明治明治政府によって廃止され、神仏分離が行われました。その際に天皇家と不仲な(?)曽我氏の名前は消され、同音の神名である宇麻志阿斯訶備比古遅神を新たに祭神として迎え、「宇麻志神社」と改称されました。
宇麻志神社の御祭神
- 宇麻志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ)
日本神話に登場する別天津神(ことあまつかみ)に分類される5柱の神々の内の1柱です。宇摩志阿斯訶備比古遅神と表記されることもあります。
天地開闢の際に最初に現れたのが天之御仲主神(あめのみなかぬしのかみ)、その次に高御産巣日神(たかみむすびのかみ)、神産巣日神(かみむすびのかみ)、そして宇麻志阿斯訶備比古遅神に続きます。最後は天之常立神(あめのとこたちのかみ)が現れました。
宇麻志阿斯訶備比古遅神は現れた時の話以外は記紀には登場しないため、謎に包まれた神様です。その名は「美しき葦の芽のような彦(男)」を意味し、生命の萌芽や成長を象徴する神格です。
宇麻志神社の御利益
宇麻志阿斯訶備比古遅神は、生命の萌芽や成長を象徴する神格であることから、農業の豊穣や子孫繁栄、家内安全などのご利益があると信仰されています。また、蘇我馬子を祀っていた歴史から、政治的手腕やリーダーシップの向上を願う参拝者も訪れます。
宇麻志神社の詳しい所在地
- 住所: 〒678-0091 兵庫県相生市矢野町小河1103
- 駐車場:境内脇に数台あり。
- アクセス:
- 神姫バス「榊」行きに乗車し、「小河」バス停で下車。そこから徒歩約13分で到着します。
サクナダリの感想
宇麻志神社は静寂に包まれていますが、心落ち着くというよりは、逆に何かをひしひしと感じる場所でした。でもそれは決して悪い意味ではありません。とてつもない厳格なパワーが圧し掛かってくるような感覚です。その厳格な力が、訪れる者に深い精神的な癒しを与えてもくれます。
宇麻志神社は文化的にも価値の高い神社で、享保14年(1729年)に奉納された「神馬図絵馬」は、市の指定文化財として保存されており、その美しい絵馬は必見です。
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