日本神話と神様

瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)~天孫降臨を果たした神~

瓊瓊杵尊の概要

瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)は、日本神話に登場する神で、天照大御神の孫にあたります。

記紀により『天津彦彦火瓊瓊杵尊(あまつひこひこほのににぎのみこと)』や『天津日高日子番能邇邇芸能命(あまつひこひこほのににぎのみこと)』など様々な記載があります。

初代天皇である神武天皇の曾祖父にあたり、皇室の祖先神としても崇められています。

瓊瓊杵尊を祀る主な神社

  • 霧島神宮:瓊瓊杵尊が天孫降臨した地とされる高千穂峰の麓に位置し、古くから信仰を集めています。
    住所:鹿児島県霧島市霧島田口2608-5
  • 高千穂神社:天孫降臨の伝承地である高千穂に鎮座し、瓊瓊杵尊を祀っています。
    住所:宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井1037
  • 新田神社:瓊瓊杵尊を主祭神とし、地域の守護神として信仰されています。
    住所:鹿児島県薩摩川内市宮内町1935-2

瓊瓊杵尊の系図

  • :天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)
  • :栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)
  • :木花開耶姫(このはなさくやびめ)
    • 火闌降命(ほすそりのみこと)
    • 彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと):山幸彦として知られ、神武天皇の祖父にあたります。
    • 火照命(ほでりのみこと):海幸彦として知られています。

瓊瓊杵尊の代表的な神話

瓊瓊杵尊にまつわる代表的な神話として、「天孫降臨」があります。天照大神の命を受けた瓊瓊杵尊は、お付きの神々と共に高天原から地上の高千穂峰に降臨し、日本の国土を統治しました。

その過程で、大山津見神(おおやまつみのかみ)の娘である木花咲耶比売に一目惚れし、結婚することとなりました。

大山祇神はたくさんの貢ぎ物とともに姉の石長比売(いわながひめ)も嫁がせようとしましたが、瓊瓊杵尊は醜いと感じた石長比売を送り返し、美しい木花咲耶比売のみを妻としました。

大山祇神は天孫に嫁がせる二人の娘に対し、石長比売には石のごとく不動の生命、木花咲耶比売には桜のように咲き誇る繁栄という誓約(うけい)を交わしていました。

石長比売を送り返した瓊瓊杵尊の子孫は永遠の生を失い、桜のように短命になりました。

人間の寿命が限りあるものとなったというお話です。

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