宗形神社の御由緒
宗形神社(むなかたじんじゃ)は、岡山県赤磐市是里に鎮座する歴史ある神社で、927年に編纂された『延喜式神名帳』にも記載されている式内社です。
社伝によれば、第10代崇神天皇の御代(4世紀頃)に、筑前国(現在の福岡県)の宗像大社から勧請されたと伝えられています。
また『古事記』には、第16代仁徳天皇が寵愛した黒日売(くろひめ)を追って吉備国を訪れた際、黒日売がこの神社で天皇を迎え、饗応したと記されています。天皇は喜び、「やまかたに、まけるあをなもきひひとゝ、ともにしつめはたぬしくもあるか」と詠み、それ以降、里人から「山方の大宮」と称されるようになったという伝承も残っています。
宗形神社の御祭神
宗像三女神
- 多紀理毘売命(たごりひめのみこと) - 航海安全や交通安全の守護神とされる。
- 市寸島比売命(いちきしまひめのみこと) - 芸能や美の神として信仰される。
- 田寸津比売命(たぎつひめのみこと) - 水の神として農業や漁業の守護神とされる。
宗形神社の御利益
宗形神社は、航海安全、交通安全、芸能上達、美容、農業・漁業の繁栄など、多岐にわたるご利益があるとされています。
仁徳天皇と黒日売の伝説にちなみ、恋愛成就や縁結びの神社としても信仰を集めています。
宗形神社の詳しい所在地
- 住所:〒701-2525 岡山県赤磐市是里3235
- アクセス:山陽自動車道山陽ICから車で約60分、またはJR和気駅からタクシーで約45分
- 駐車場:神社入口に車1台分のスペースがあります。
サクナダリの感想
宗形神社の参道を進むと、静寂な森の中に佇む拝殿が現れます。木漏れ日が差し込む境内は、まるで時が止まったかのような神秘的な雰囲気を醸し出しています。
仁徳天皇と黒日売の伝説が息づくこの地で、恋愛成就や縁結びの願いを込めて参拝することで、心が浄化され、新たな一歩を踏み出す勇気を得られるような気がしました。
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