神社めぐり

小烏神社(広島県福山市)~鍛冶の歴史と南北朝の舞台~

小烏神社の御由緒

小烏神社(こがらすじんじゃ)は、広島県福山市鞆町後地に鎮座し、地元では「こがらっさん」の愛称で親しまれています。沼名前神社(ぬなくまじんじゃ)の参道沿いにあります。

創建の正確な年代は不詳ですが、室町時代後期に鍛冶職人たちが氏神として祀ったのが起源とされています。福島正則が鞆の浦の城下町を整備した際、鍛冶工をこの地域に集めて鍛冶屋町を形成し、その中心に小烏神社が位置しています。

小烏神社の御祭神

  • 小烏大神(こがらすのおおかみ)
  • 天目一箇神(あめのまひとつのかみ)

小烏神社の御利益

小烏神社は、製鉄・鍛冶の神を祀っており、鉄工業や金属加工業の繁栄、さらには産業全般の発展を祈願する参拝者が訪れます。

技術向上や商売繁盛のご利益があるとされています。

小烏神社の詳しい所在地

  • 住所:〒720-0202 広島県福山市鞆町後地1107-16
  • アクセス:JR福山駅南口から鞆鉄バス鞆線で「鞆の浦」下車、徒歩約3分
  • 駐車場:専用駐車場はありません。県道22号線沿いに有料駐車場があります。

サクナダリの感想

小烏神社では歴史の息吹を感じます。

南北朝時代の古戦場としての歴史を持つこの地は、過去の激動の時代を静かに物語っています。参拝を通じて、ものづくりの精神や歴史の重みを肌で感じることができ、心が引き締まる思いです。

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