松尾大社の御由緒
松尾大社(まつおのたいしゃ)は京都市西京区嵐山宮町にある古社で、大宝元年(701年)に秦忌寸都理(はたのいみきとり)が松尾山の磐座信仰をもとに創建したと伝わります。
古くから「西の王城鎮護」として賀茂両社と並び称された名神大社であり、酒造・味噌業者から深い信仰を集めてきました。
松尾大社の御祭神
- 大山咋神(おおやまぐいのかみ) – 山の神として農業や森林の守護に加え、酒造祖神としても崇敬される。
- 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと) – 弁財天としても知られる海・水の女神で、福徳・芸能・水源の守護神。
松尾大社の御利益
松尾大社は酒造の祖神として知られる一方で、国家安泰、福徳円満、交通安全、芸能上達など多岐にわたるご利益があるとされます。
境内を清める霊亀ノ滝や亀の井の名水には「酒が腐らない」との伝説があり、酒造家から厚い信仰を集めています。
松尾大社の詳しい所在地
- 住所:〒616-0024 京都府京都市西京区嵐山宮町3
- アクセス:阪急嵐山線「松尾大社駅」徒歩約3分
- 駐車場:境内に参拝者用の無料駐車場あり(1時間以内)。神事等により利用制限の場合があります。
サクナダリの感想
参道を歩むごとに感じる、ゆるやかに澄んだ水音と木々の囁き。霊亀ノ滝の清流がひんやりとした空気を運び、深呼吸するだけで心が軽くなるようでした。
手水舎にそっと手を添えると、身体の中からすっと澄んでいく気配が、そして社殿に歩み寄ると、古の酒造りの匠たちが願いを託した思いがそっと伝わるようで、静かに心が満たされていく感覚がしました。
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